こうじの魅力、飲食や物販で楽しんで みそ・しょうゆの山内本店(熊本)が体験型施設
みそ・しょうゆ製造の山内本店は26日、こうじを使った食品の魅力を伝える新施設「やまうち本店 日々麹舎[ひびこうじや]」を熊本県菊陽町原水の本社に開業する。木造2階建ての歴史資料館を改装し、食事や買い物、工場見学を楽しむ体験型施設に生まれ変わらせた。
飲食は、熊本県産の食材を多用したおにぎりやだご汁、みたらし団子風のソフトクリームなど郷土色豊かな献立をそろえた。物販は、加熱処理していないみその限定品や幅広い加工品が並ぶ。6種類から選ぶみその量り売りもある。工場見学は職人が案内し、みその手作り教室も開く。
山内本店は江戸時代中期の1751年創業の老舗。台湾積体電路製造(TSMC)の町内進出で外国人の移住や来訪が増える状況も見据え、日本の伝統食を世界に発信する新施設を計画した。25日の内覧会で、山内卓社長は「みそ、しょうゆの良さを体感してもらいたい」と話した。
営業時間は午前9時~午後5時。26~29日には、みそ詰め放題やステージでのイベントを開く。(小林義人)
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