芦北の特産、弁当に詰め込め 2種のカレーにタチウオ、シラス グランプリに田川さん
芦北町で11月に開催する災害スタディーツアーで提供する弁当の受注権をかけた「アシキタおもてなしお弁当グランプリ」の審査が1日、町商工会であり、「マダラ カレー&ガルプ」の田川大地さん(26)が優勝した。90食のうち40食の受注権と賞金2万円を獲得し、「ドキドキしたけど、評価していただいてうれしい」と喜んでいる。
ツアーは、2020年7月豪雨で被災した経験を後世に継承するため、町商工会青年部が本年度から本格的に受け入れを始める。参加者に芦北の食の魅力も感じてもらおうと、コンテストで上位に入ったオリジナル弁当の提供を企画した。
審査会には町内の五つの飲食店が参加。予算千円で地元の特産品を使った弁当を出品した。町商工会役員や崇城大の学生ら11人が審査員を務め、弁当を試食しながら、おいしさ、見た目、オリジナリティーなど6項目で点数をつけた。
優勝した田川さんはグリーンレモンとトマト、豆腐とみその2種類のカレーを出品。タチウオのムニエルや塩煎餅、釜揚げシラスなどをトッピングし、ライスは地元の大関米を使った。「誰よりも芦北の食材を多く使おうと思った。この弁当で芦北の魅力をしっかりアピールしたい」と話した。
2位は炊き込みご飯にマダイのかば焼きを盛りつけた「さるかに合掌亭」、3位は不知火牛のハンバーグをメインにした「イブクロ」が選ばれた。2位は30食、3位は20食の弁当受注権を獲得した。
ツアーには熊本県立大生ら約90人が参加予定。町商工会青年部事業委員長の一川大輔さん(41)は「熱量を感じる弁当ばかりで、レベルの高いコンテストになった。弁当に込められた思いもツアー参加者に伝えていきたい」と話した。(久保田尚之)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
熊本県立校いじめ「重大事態」で初会合 県教委第三者委、今後の方針で意見交換 校種や概要は非公表
熊本日日新聞 -
「異常気象は今が瀬戸際」 三重大大学院の立花教授が講演 熊日情報文化懇話会11月例会
熊本日日新聞 -
水俣市、許可受けず最低賃金未満で雇用 労働基準監督署から是正勧告
熊本日日新聞 -
山下さん(熊本農高3年)のビビンバがグランプリ 野菜をふんだんに使ったレシピ 宇城市「ベジ1コンテスト」
熊本日日新聞 -
一緒にちらしずし、台湾出身者と心通わせる 菊陽町「多文化クラブ」
熊本日日新聞 -
【こんにちは】火事に立ち向かう姿を表現
熊本日日新聞 -
アニメ原画に動きつけて 熊本市の必由館高生徒が制作体験 卒業生のアニメーターに学ぶ
熊本日日新聞 -
「年を取っても安全にラグビーを」 医療関係者とアマチュアチーム、熊本市で交流戦
熊本日日新聞 -
今年の高浜ワイン、爽やかな酸味 天草市で試飲会
熊本日日新聞 -
「ミス アジアパシフィック」受賞の植田さん、山鹿市に結果報告 「金灯籠」の贈呈も決定
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「家計管理」。11月25日(月)に更新予定です。