芦北の特産、弁当に詰め込め 2種のカレーにタチウオ、シラス グランプリに田川さん

熊本日日新聞 2024年10月8日 19:45
「アシキタおもてなしお弁当グランプリ」で優勝した田川大地さん=1日、芦北町
「アシキタおもてなしお弁当グランプリ」で優勝した田川大地さん=1日、芦北町

 芦北町で11月に開催する災害スタディーツアーで提供する弁当の受注権をかけた「アシキタおもてなしお弁当グランプリ」の審査が1日、町商工会であり、「マダラ カレー&ガルプ」の田川大地さん(26)が優勝した。90食のうち40食の受注権と賞金2万円を獲得し、「ドキドキしたけど、評価していただいてうれしい」と喜んでいる。

 ツアーは、2020年7月豪雨で被災した経験を後世に継承するため、町商工会青年部が本年度から本格的に受け入れを始める。参加者に芦北の食の魅力も感じてもらおうと、コンテストで上位に入ったオリジナル弁当の提供を企画した。

 審査会には町内の五つの飲食店が参加。予算千円で地元の特産品を使った弁当を出品した。町商工会役員や崇城大の学生ら11人が審査員を務め、弁当を試食しながら、おいしさ、見た目、オリジナリティーなど6項目で点数をつけた。

「アシキタおもてなしお弁当グランプリ」で弁当を試食する審査員=1日、芦北町
「アシキタおもてなしお弁当グランプリ」で弁当を試食する審査員=1日、芦北町

 優勝した田川さんはグリーンレモンとトマト、豆腐とみその2種類のカレーを出品。タチウオのムニエルや塩煎餅、釜揚げシラスなどをトッピングし、ライスは地元の大関米を使った。「誰よりも芦北の食材を多く使おうと思った。この弁当で芦北の魅力をしっかりアピールしたい」と話した。

 2位は炊き込みご飯にマダイのかば焼きを盛りつけた「さるかに合掌亭」、3位は不知火牛のハンバーグをメインにした「イブクロ」が選ばれた。2位は30食、3位は20食の弁当受注権を獲得した。

 ツアーには熊本県立大生ら約90人が参加予定。町商工会青年部事業委員長の一川大輔さん(41)は「熱量を感じる弁当ばかりで、レベルの高いコンテストになった。弁当に込められた思いもツアー参加者に伝えていきたい」と話した。(久保田尚之)

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