「幻のスモモ」魅力のランチ カレーやトンテキ 甘酸っぱいアクセント 玉東町の交流施設、町特産「ハニーローザ」活用 

熊本日日新聞 2024年8月28日 20:16
ハニーローザを使ったカレーライス(千円)をPRする玉東町地域おこし協力隊の坂西浩人さん=12日、玉東町
ハニーローザを使ったカレーライス(千円)をPRする玉東町地域おこし協力隊の坂西浩人さん=12日、玉東町

 玉東町の交流施設「ゆめ・ステーション・このは」で、「幻のスモモ」と呼ばれる町特産のハニーローザを使ったランチが好評だ。カレーライスやトンテキ(豚肉ステーキ)は甘酸っぱさが効き、爽やかな口当たりに仕上がっている。

 ハニーローザは1個約50グラムで糖度が高く、滑らかな食感が特長。町の生産量10トンは日本一を誇る。ただ、旬が6月上旬の10日ほどと短く、栽培にも手間がかかるため流通量が少ない。

 町やJAなどでつくる実行委員会は毎年、旬の時期に収穫祭を開催。熊本県内外から参加者が訪れる人気イベントとして定着した。旬の時期以外にも楽しんでもらおうと、町地域おこし協力隊の坂西浩人さん(32)がランチメニューの開発を考案。本年度から同施設の指定管理者になった一般社団法人「ぷらっとぎょくとう」と試作を重ね、5月の新装オープンと同時に提供を始めた。

ハニーローザ入りのソースをかけたトンテキのランチはご飯など付いて千円=12日、玉東町
ハニーローザ入りのソースをかけたトンテキのランチはご飯など付いて千円=12日、玉東町

 唐揚げ、お子様ランチなど全5種のランチのうち、カレーの具とトンテキ、トンカツのソース、全メニューに付くサラダのドレッシングにハニーローザを使用。農家から仕入れたものを同施設で冷凍保存し、使用する前は自然解凍して風味を生かす。

 カレーは複数のスパイスを合わせた辛口のルーに、1個分の果肉が一口サイズで入っている。ほのかな甘い香りも食欲をそそる。トンカツとトンテキのソースには、細かく刻んだハニーローザを漬け込んだ。さいき農場(和水町)の自社ブランド「火の本豚」を使った柔らかい肉と相性が良く、甘さがより際立つ。

 坂西さんは「ここでしか味わえないメニュー。暑い夏を乗り切るために、ぜひ食べに来てほしい」と呼びかける。ご飯やスープなどが付いたランチは500~千円。午前11時~午後2時半(ラストオーダーは午後2時)。月曜定休。ゆめ・ステーション・このは☎0968(82)8617。(岡本遼)

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