「棚田百選」の地区 揺れるヒガンバナ 山鹿市で見頃

熊本日日新聞 2024年9月24日 19:56
深紅のヒガンバナが見頃を迎えている番所地区の棚田=23日、山鹿市
深紅のヒガンバナが見頃を迎えている番所地区の棚田=23日、山鹿市

 「日本の棚田百選」に選ばれている山鹿市菊鹿町の番所地区でヒガンバナが見頃を迎え、山里の秋を彩っている。

 番所地区は矢谷渓谷に近い山あいの集落。急斜面に江戸時代から築かれた約200枚(計10ヘクタール)の石積みの棚田が広がり、住民たちが草刈りや石垣の補修を続けている。今年は地域おこし団体が休耕田にソバを植栽。ソバの白い花が、深紅のヒガンバナと黄金色の稲穂が広がる景色にアクセントを添えている。

 毎年訪れるという大牟田市の写真愛好家の男性(71)は「日本の原風景。この景観を守っていくのは大変でしょうね」と話し、盛んにシャッターを切っていた。

 市菊鹿市民センターによると、「今年は高温で雨が少なく、例年より1週間ほど遅れている」という。今週末までは楽しめそう。同センター☎0968(48)3111。(本田清悟)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース