熊本市「若者・ヤングケアラー支援センター」を開設 社会福祉士や臨床心理士を配置
熊本市は10月1日、「若者・ヤングケアラー支援センター」を中央区神水に開設した。社会福祉士や臨床心理士といった専門の支援員が相談に応じ、課題の発見や解決を支援する。
家族の介護や世話を過度に行う子どもや若者らヤングケアラーを対象にした相談窓口と、おおむね18歳から39歳の若者向けの窓口をそれぞれ設けた。熊本市在住者が対象。来所のほか、電話やメール、LINE(ライン)で相談を受け付ける。本人だけでなく家族や友人も相談できる。
相談内容に応じて支援機関につなげるほか、病院受診などの同行支援もする。来所が難しい場合は、職員が自宅に向かう訪問相談もある。
センターは県庁近くの第二空港線沿い。勉強や読書、インターネットができる「居場所スペース」や個室の相談室を設けた。開所時間は祝日・年末年始を除く平日午前9時~午後6時。
若者相談☎096(243)5600、ヤングケアラー相談☎096(243)1300。
(山下雅文)
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