119番通報を瞬時に共有、盛岡 全国初、ヘリも救急車も

共同通信 2024年9月14日 16:24
 119番通報を受信する、盛岡市にある消防指令センター=5月
 119番通報を受信する、盛岡市にある消防指令センター=5月

 盛岡市を含む3市5町を管轄する盛岡消防本部は、消防指令センターで受信した119番通報の内容を救急車と消防車、ドクターヘリ、防災ヘリが文字や地図などの視覚情報で瞬時に共有する全国初のシステムを開発した。現在の電話や無線による伝達に比べて早く正確で、速やかな人命救助につながると期待される。2026年4月の運用開始を目指す。

 総務省消防庁は「ヘリコプターを使った救急活動や災害時の救助活動を迅速、効果的に実施できる」と新システムを高く評価した上で、全国各地の消防本部が導入する際は「協力したい」としている。

 「患者の容体」「通報場所」といった119番通報の内容が、救急車や消防車、ヘリに搭載された専用端末に文字情報として表示される仕組み。出動中の車両や機体の位置情報も併せて表示され、互いの活動状況をリアルタイムで把握することができる。

 現在、救急車と消防車では情報の瞬時共有が実現しているが、ヘリについては電話や無線を使って活動状況や位置情報を伝え合っている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧