能登と横浜、銭湯つなぐ縁 経営者のルーツたどる展示
横浜市の多くの銭湯経営者は石川県能登地方にルーツがあり、今も深いつながりがあることを伝えるパネル展「能登半島と横浜―銭湯がつなぐ人びとの交流」が横浜都市発展記念館で開かれている。約50点の写真を展示しており、29日まで。
横浜で銭湯経営に成功した人たちが、故郷への恩返しとして能登の神社に寄進した鳥居や灯籠などが1月の能登半島地震で被災したことも紹介。担当した吉田律人・主任調査研究員は「こうした石造物には寄進者の氏名が刻まれている。地域の貴重な歴史資料であり、解体や撤去をする前に写真などで記録に残してほしい」と話している。
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