衣服の補正、完全無人で受け渡し 熊本市のコアトリエ、本格導入に向け実証実験
衣服補正・修理の「コアトリエ」(熊本市中央区)は、くまもと森都心プラザ(西区)2階にキャッシュレス決済のロッカーを置き、衣服の補正を完全無人で受け付ける実証実験を進めている。結果を検証し、人口が多い福岡市で先行導入するロッカーの運営に生かす。
熊本市のスタートアップ実証実験サポート事業を活用した。利用者が預ける際に補正内容や服の種類、サイズといった情報を入力すると価格が表示され、クレジットカードなどで決済する。完成後は、注文時に発行されるQRコードをかざしてロッカーから取り出す仕組み。年末までの設置を予定している。
ネット通販で服を購入する人が増えていることを受け、オンラインで補正を受け付け、専用の宅配キットを使って送ってもらう方式も導入する計画。需要増を見据えて今月8日、玉名市に作業所を開設した。
福岡市にも作業所を設ける考えで、運営するAIM(エイム、福岡市)の大山愛美社長(42)は「人手不足を背景に、アパレル企業からの問い合わせも多い。作業所を、障害がある人の就労支援やコミュニティーの場としたい」と話している。(立石真一)
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