なかせ農園(大津町)が最高賞 くまもとDXアワード 栽培管理、先端技術で効率化

熊本日日新聞 2024年8月26日 18:56
「くまもとDXアワード大賞」を受賞した、なかせ農園の中瀬靖幸社長(前列左から4人目)ら=26日、熊本市中央区
「くまもとDXアワード大賞」を受賞した、なかせ農園の中瀬靖幸社長(前列左から4人目)ら=26日、熊本市中央区

 熊本商工会議所は26日、地場企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする表彰制度「くまもとDXアワード」の受賞企業を発表した。最高賞の「くまもとDXアワード大賞」には、サツマイモの栽培や管理に先端技術を導入して生産性を向上させた、なかせ農園(大津町)が選ばれた。

 3回目の2023年度は16社が応募。DXに対する企業の姿勢や従業員の参加意識、独創性など5項目を、里中忍熊本大名誉教授ら7人が審査した。

 なかせ農園は、熊本地震で全壊したイモの貯蔵庫の再建と併せて、熟成に適した温度や湿度を数値化する技術を導入した。ドローンでの農薬散布や土壌の栄養分を分析するシステムも活用し、業務を効率化した。

 この日、熊本市中央区のホテルで表彰式があり、なかせ農園の中瀬靖幸社長は「農家のモデルケースになることが目標。引き続きDXに取り組む」と話した。(岩崎皓太)

 他の受賞企業は次の通り。▽県知事賞 果実堂▽熊本市賞 Coatolie(コアトリエ)▽県情報サービス産業協会賞 ペコIPMパイロット▽くまもとDXアワード選考委員長賞 アネシス▽熊本商工会議所産業活性化委員会賞 KIS▽くまもとDXアワード特別賞 オムロンリレーアンドデバイス▽奨励賞 rectus(レクタス)、福田屋、アネシス、ダイケン、寺本酒販

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース