核ごみ文献調査の地域拡大を NUMO理事長が就任会見
![就任会見する原子力発電環境整備機構(NUMO)の山口彰理事長=3日、東京都港区(同機構提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024070301001435.-.-.CI0003.jpg)
原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分事業を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)の山口彰理事長(67)は3日に就任会見を開き、最終処分場選定の第1段階となる文献調査の実施地域拡大に向け「1カ所でも多く受け入れていただける地域を増やす」と抱負を述べた。任期は4年。
機構は、文献調査を2020年11月から北海道の寿都町と神恵内村で、今年6月から佐賀県玄海町で実施中。山口氏は「大きな進展だが、甘んじることなく地域との共生を深める」とし、近く3町村を訪問する考えを示した。調査受け入れの際に首長に重い負担がかかることに「改善すべき余地がある。軽減に向けて取り組む」と述べた。
RECOMMEND
あなたにおすすめNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生
共同通信 -
魚類の「耳石」化石、千葉で発見 白亜紀前期の地層で大量に
共同通信 -
新種のサンゴ発見、宮崎大など 九州や和歌山、台湾に生息
共同通信 -
災害関連死3割超が半年以降に 原発事故の長期避難が影響か
共同通信 -
水筒で環境問題学ぼう、大阪・堺 タイガー魔法瓶が小学校出張授業
共同通信 -
被ばく時の受け入れ円滑に 福島医大と東京電力が協定締結
共同通信 -
燃料搬出先への懸念相次ぐ 中間貯蔵施設で青森県民説明会
共同通信 -
濃縮工場のウラン供給再開、青森 日本原燃、5月から停止
共同通信 -
核ごみ調査開始に不満や不安の声 佐賀・玄海町隣接の唐津市議会
共同通信 -
日常生活への影響深刻、8・5% コロナ後遺症の患者、半年後に
共同通信