核ごみ文献調査の地域拡大を NUMO理事長が就任会見

共同通信 2024年7月3日 17:45
 就任会見する原子力発電環境整備機構(NUMO)の山口彰理事長=3日、東京都港区(同機構提供)
 就任会見する原子力発電環境整備機構(NUMO)の山口彰理事長=3日、東京都港区(同機構提供)

 原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分事業を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)の山口彰理事長(67)は3日に就任会見を開き、最終処分場選定の第1段階となる文献調査の実施地域拡大に向け「1カ所でも多く受け入れていただける地域を増やす」と抱負を述べた。任期は4年。

 機構は、文献調査を2020年11月から北海道の寿都町と神恵内村で、今年6月から佐賀県玄海町で実施中。山口氏は「大きな進展だが、甘んじることなく地域との共生を深める」とし、近く3町村を訪問する考えを示した。調査受け入れの際に首長に重い負担がかかることに「改善すべき余地がある。軽減に向けて取り組む」と述べた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧