燃料搬出先への懸念相次ぐ 中間貯蔵施設で青森県民説明会

共同通信 2024年7月2日 21:15
 使用済み核燃料が搬入される計画の中間貯蔵施設について、青森県が開いた県民説明会=2日午後、青森市
 使用済み核燃料が搬入される計画の中間貯蔵施設について、青森県が開いた県民説明会=2日午後、青森市

 今夏にも原発の使用済み核燃料が初めて搬入される計画の中間貯蔵施設(青森県むつ市)について、県は2日、青森市で県民向けの説明会を開いた。住民からは、貯蔵終了後の燃料搬出先が具体化しないことを懸念する声が相次いだ。県は5日までに県内の他5カ所でも説明会を開く。

 説明会では、施設を運営するリサイクル燃料貯蔵や燃料搬出元の東京電力が事業計画や安全対策を説明。県も事業者と結ぶ安全協定の案を示した。

 県が5月に示した協定案では、燃料の貯蔵期間は最長50年間とされているが、搬出先の明記はない。住民側からは「搬出先が不透明だ」「50年後に燃料はどこへ行くのか」といった意見が出た。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧