核ごみ調査開始に不満や不安の声 佐賀・玄海町隣接の唐津市議会
![佐賀県玄海町で始まった文献調査について、唐津市議会で説明する資源エネルギー庁放射性廃棄物対策課の下堀友数前課長(手前)=2日午後](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024070201001738.-.-.CI0003.jpg)
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が佐賀県玄海町で始まったのを受け、国と実施主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)は2日、隣接する唐津市の議会で地層処分や調査の概要を説明した。拙速な議論への不満に加え、市議からは「地震大国で数万年間安定的な保管が可能なのか」と不安の声が上がった。
市議会玄海原発対策特別委員会が資源エネルギー庁とNUMOの担当者を参考人として招致した。NUMOによると、玄海町周辺自治体の議会説明は初めて。
唐津市は佐賀市に次いで佐賀県で人口が多く、イカが名物の観光地、呼子町などで知られる。
RECOMMEND
あなたにおすすめNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
133億光年先の星団発見 最も遠方、宇宙初期に誕生
共同通信 -
魚類の「耳石」化石、千葉で発見 白亜紀前期の地層で大量に
共同通信 -
新種のサンゴ発見、宮崎大など 九州や和歌山、台湾に生息
共同通信 -
災害関連死3割超が半年以降に 原発事故の長期避難が影響か
共同通信 -
水筒で環境問題学ぼう、大阪・堺 タイガー魔法瓶が小学校出張授業
共同通信 -
被ばく時の受け入れ円滑に 福島医大と東京電力が協定締結
共同通信 -
核ごみ文献調査の地域拡大を NUMO理事長が就任会見
共同通信 -
燃料搬出先への懸念相次ぐ 中間貯蔵施設で青森県民説明会
共同通信 -
濃縮工場のウラン供給再開、青森 日本原燃、5月から停止
共同通信 -
日常生活への影響深刻、8・5% コロナ後遺症の患者、半年後に
共同通信