「キョン」撮影できたら2千円 茨城県、全国初の報奨金
![茨城県石岡市で確認されたキョン=2022年12月(茨城県猟友会石岡支部提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024060701000197.-.-.CI0003.jpg)
農作物を食い荒らすなどの被害が問題となっているシカ科の特定外来生物「キョン」について、茨城県は写真や動画を県内で撮影できたら2千円の報奨金を出す全国初の取り組みを始めた。県内の目撃例は多くないものの、隣の千葉県で大量に繁殖していることから、大規模な「越境」を食い止めたい考え。「できる限り情報を集め、対策を練りたい」と協力を呼びかけている。
キョンは成獣で体長約1メートル、重さは10キロ以上になることもある。警戒心が強く、人を襲うことは考えにくいというが、農作物の被害金額は増加傾向で、大きな鳴き声が迷惑との声も上がっている。
茨城県では2017年、同県神栖市と千葉県を結ぶ橋で死んでいるのが初めて見つかり、23年までに計4例の目撃情報がある。
報奨金制度では、4月1日以降に撮影された写真や動画を、発見場所や発見者の名前と一緒にメールで報告すると、1情報で2千円が受け取れる。集まった情報はホームページで公表。狩猟免許保持者を対象に、県内で捕獲した場合は1頭当たり3万円を払う制度も整備した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧-
ふるさと納税、ポイント禁止反対 楽天が署名集め、規制撤回求める
共同通信 -
奈良の寺で風鈴まつり 涼の音、境内に響く
共同通信 -
大阪・通天閣からダイブ 万博前に観光客誘致へ
共同通信 -
京都・八坂神社で「お千度の儀」 夏の古都彩る祇園祭が開幕
共同通信 -
富士山「吉田ルート」が山開き 入山規制ゲートも運用開始
共同通信 -
札幌の「道新ホール」閉館 泣き笑い61年の歴史に幕
共同通信 -
飾り山笠に神様招き入れ 福岡、「安全安心に」
共同通信 -
大阪に夏告げる「愛染まつり」 「宝恵かご」華やかに練り歩き
共同通信 -
一足お先に万博「リング」を体感 中高生ら、初の見学ツアー
共同通信 -
渋沢栄一の志、教育で継承 故郷・深谷、新紙幣に期待
共同通信