給食がオール県産食材に 熊本市の全136校、6月の食育月間で1日ずつ初提供
熊本市は6月の食育月間に合わせ、全136の市立小中学校・特別支援学校で各1日ずつ、熊本県産と市産の食材だけを使った給食を提供する。初めての取り組みで、中央区の大江小では5日、全校児童が「熊本づくし」の味わいを楽しんだ。
おかずは県産トマトと市産キュウリのあえ物、天草の海でとれたシイラのフライ。市産のコメに、地元の大豆で作ったみそと野菜たっぷりのみそ汁というこだわりのメニュー。トマトが苦手という5年の男子児童はあえ物を口に運び、「熊本の食材だと思って食べたらおいしかった」と笑顔を見せていた。
5年生128人を対象にした給食前の授業では、JA熊本市の職員がコメ作りの過程を時期ごとに説明。児童は品種の数などを質問した。
市は、学校給食で使う食材に占める市産農産物の割合を43%とする目標値を定めており、2023年度の実績は38・8%。キュウリやタマネギなど旬の市産野菜のほか、県産や国産の農水畜産物を優先して使っている。(上村彩綾)
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