タクシー「時間指定予約」で配車料金を導入 熊本県内40社 200~600円を請求

熊本日日新聞 2024年4月23日 04:30
運賃改定に合わせて、時間指定の配車料金を導入するタクシー車両=熊本市西区
運賃改定に合わせて、時間指定の配車料金を導入するタクシー車両=熊本市西区

 熊本県内の法人タクシー40社が、時間指定で予約を受ける場合に200~600円の配車料金を利用客に請求する。九州運輸局によると、九州で同様の料金を導入しているのは福岡と鹿児島の2社のみで、地域で本格的に取り入れるのは熊本が初めて。タクシー業界は人手不足が慢性化しており、運転手の待遇改善の原資とする。

 配車料金を導入するのは熊本県内の147社の約3割。各社が九州運輸局に届け出て、4月18日付で認可された。料金は300円が37社で最多。200円、500円、600円が各1社。40社の内訳は、熊本市が33社、玉名市3社、大津町と菊陽町が各2社。時間指定した利用客は運賃に上乗せして支払う。今回、個人タクシーの届け出はなかった。

 時間指定の配車料金を徴収する背景には、新型コロナウイルス禍が一段落し、人の動きが活発になったことや、4月に適用された働き方改革関連法に基づく時間外労働(残業)の規制強化があるという。

 熊本県タクシー協会で運賃などを扱う経営委員会の小山剛司委員長=TakuRoo(タクルー)社長=は「特に朝の時間帯に、自宅やホテルから駅などに向かう利用客の事前予約が多い。早朝から運転手を指定場所に向かわせ、待機させるため、拘束時間が長くなり、人繰りも難しくなっている」と説明する。

 県内のタクシー運賃は4月26日から、初乗り運賃が現行の1・3キロ630円から700円に改定され、これに合わせて40社は時間指定配車料金を導入。小山委員長は「待遇改善や設備投資につなげたい。利用客には負担をおかけして心苦しいがご理解いただきたい」と述べた。(立石真一)

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