カメムシ急増、果樹被害の恐れ 熊本県が再び注意報

熊本日日新聞 2024年7月26日 19:14
熊本県内の果樹園に飛来したチャバネアオカメムシ(県病害虫防除所提供)
熊本県内の果樹園に飛来したチャバネアオカメムシ(県病害虫防除所提供)

 熊本県病害虫防除所(合志市)は26日、かんきつ類やナシ、ブドウなどの水分を吸って果実の品質を落とすカメムシ類が7月に入って急増しているとして、県内全域に注意報を出した。農家に定期的な見回りと早期駆除を呼びかけている。

 防除所によると、7月に入り、合志市と宇城市の調査地点でカメムシが急増。特に宇城市では7月1~20日の期間、果実への被害が多発した2020年の約5倍の数が確認された。すでに県内の一部のナシ園やミカン園で被害が出ているという。

 福岡管区気象台は7月下旬~8月下旬も県内では高温が続くと予想しており、カメムシ類の活動が活発な状態が続く恐れがある。

 県は暖冬の影響で今季はカメムシが大量発生する可能性があるとして、例年より早い5月に異例の注意報を県内全域に出した。(田代智也)

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