ミカンコミバエ、津奈木町で確認 県内で3年ぶり

熊本日日新聞 2024年7月22日 20:35
ミカンコミバエ、津奈木町で確認 県内で3年ぶり

 かんきつ類などの果物に寄生して腐らせる害虫「ミカンコミバエ」の成虫が22日、津奈木町で見つかった。熊本県内で確認されるのは3年ぶり。22日午後7時時点で、農作物への被害は確認されていない。

 ミカンコミバエの成虫は体長7ミリ程度。主に中国や東南アジアなどに分布している。果実に卵を産み付け、寄生した幼虫が果実を食べて腐らせるため、駆除の対象になっている。

 県によると、津奈木町に設置した、わなに1匹入っていたという。県はまん延防止のため、捕獲地から2キロ圏内で誘引剤と殺虫剤を染み込ませた誘殺板1500枚を設置する。

 県は23日に国や関係市町村と対策会議を開き、調査や防除を進める考え。県農業技術課は「深刻な被害をもたらす害虫なので、周辺に定着しないよう、急いで対応に当たる」としている。(嶋田昇平)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース