県内支援学校生、部活で成長 熊本聾・手話落語 小国支援・フロアホッケー 仲間と切磋琢磨 自己肯定感高め、積極的に【いま、学校は】
県内の特別支援学校では児童生徒にさまざまな制約がある中、熊本聾[ろう]学校(熊本市)など3校が部活動を実施している。子どもたちは仲間と切磋琢磨[せっさたくま]することで自己肯定感を高めており、担当の教諭らは「部活動が子どもの成長を支えている」と手応えを口にする。
11日、熊本聾学校の手話落語部では、生徒たちが表情豊かに練習に打ち込んでいた。手話を使わずお題を表現する練習では、バーベキューで火をおこすしぐさや串に刺さった肉をおいしそうに頰張る様子を身ぶり手ぶりで表現し、部員同士で笑い合った。
熊本聾学校には四つの部活動があり、中でも珍しいのが創部35年の手話落語部。9月に鳥取市で開催された手話によるダンスや演劇、歌などの表現力や正確性を競う「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」では7年ぶり2度目の優勝を果たした。
部員は中学部、高等部、専攻科の9人。週に1回、約2時間の練習に励む。部長で高等部2年の茶屋道[ちゃやみち]麻琳さんは「見ている人が分かるように全身で動きを表している。部員同士が良いところをまねし合って、技術を高めています」と意欲的だ。
残り 970字(全文 1455字)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツTHEMES
熊本の教育・子育て-
クラブ活動、先生は地域住民 南阿蘇村の久木野小
熊本日日新聞 -
カヤの産業化、野焼き維持に一役 阿蘇グリーンストックが高森高生に講話 「景観守る努力」学ぶ
熊本日日新聞 -
ルーツは中央アジア 学校で栽培したマルメロの実をジャムに 宇土市走潟小の児童と住民ら
熊本日日新聞 -
【とぴっく・菊池市】東京応化科学技術振興財団が講演会
熊本日日新聞 -
【とぴっく・菊池市】環境出前講座
熊本日日新聞 -
街歩き、ゆるキャラ動画、カレー…高校生が地域活性化アイデア 天草市で10校シンポジウム
熊本日日新聞 -
特攻隊学び平和考える 菊陽中部小、長崎修学旅行を前に
熊本日日新聞 -
お相撲さん、大きい 鳴戸部屋力士ら 園児と交流 山鹿市
熊本日日新聞 -
「国立阿蘇青少年交流の家」開所60周年、阿蘇市で記念式典 関係者ら節目祝う
熊本日日新聞 -
150年の伝統胸に記念ソング合唱 山鹿市・八幡小で式典
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「損害保険」。11月14日(木)に更新予定です。