凍える熊本、この冬一番の寒気 平地で雪、強風も 高森町マイナス8・1度、観測全18地点で氷点下

熊本日日新聞 | 2023年1月24日 21:40

横なぐりの雪が降る通町筋=24日午後1時ごろ、熊本市中央区(谷川剛)
雪が積もり始めた「道の駅宮地岳かかしの里」。屋外には、ブランコをするかかしも展示されている=24日午後4時15分ごろ、天草市
吹雪の中を進むトラック=24日午後9時25分ごろ、荒尾市

 九州上空に流れ込んだこの冬一番の寒気の影響で、県内は24日、午後7時までに高森町でマイナス8・1度を観測するなど全18地点で気温が氷点下となり、平地で雪が降り積もった。強風も吹き荒れ、熊本地方気象台によると、午後4時までの最大瞬間風速は宇城市三角で23・3メートル、高森町で21・2メートルなどを記録した。

 降雪や強風で、交通機関が乱れた。九州自動車道は降雪で植木インターチェンジ(IC)以北や人吉IC以南などが通行止めに。南九州西回り自動車道も大雪の恐れがあるとして日奈久IC-水俣IC間が通行止めとなった。山都町など山間部では、雪が積もり始めた国道を低速で走る車も見られた。

 空の便は、天草エアラインが天草-福岡間など計8便を欠航。海上の強風でフェリー各社の欠航も相次いだ。熊本市南区薄場2丁目の市営団地では、5階建て屋上の防水シートが強風で剝がれ、ベランダ側に垂れ下がった。

 県教育委員会によると、水俣高定時制と天草高定時制の2校が休校。小学校11校、中学校8校、高校1校、特別支援学校2校が授業を打ち切った。

 熊本市中央区のカー用品店イエローハット熊本本山店では、フロントガラスの凍結を防ぐカバーや解氷スプレーなどを買い求める客が目立った。タイヤチェーンの問い合わせも相次ぎ、ここ数日の売り上げは通常の約3倍。店長の後藤直樹さん(42)は「急に冷え込むとバッテリーが上がりやすくなる」と注意を呼びかける。「弱ったバッテリーは〝突然死〟する。交換の目安は2~3年なので使用年数を確認してほしい」と話した。

 熊本市上下水道局によると、水道管は気温が氷点下4度以下で凍結の恐れがある。給湯器付近にあるようなむき出しの配管は注意が必要で、凍結したら溶けるのを待つよう呼びかけている。「熱湯をかけると破裂の恐れがあるのでやめてほしい。急ぐ時は配管にタオルをかぶせて、ぬるま湯をかけて」と助言する。

 気象台によると、冷え込みは26日まで続き、25日午後6時までの24時間降雪量予想は、山地で20センチ、平地10センチ。(臼杵大介、元村彩、上島諒、鹿本成人)

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