生きづらい現代に「人薬」 精神科医・山本昌知さん

熊本日日新聞 2022年11月22日 11:31
 ◇やまもと・まさとも 1936年岡山県生まれ。岡山大医学部卒。97年に岡山県精神衛生センター(当時)の所長を希望退職し、「こらーる岡山」を開設。こらーるや山本さん夫婦の日常をモザイクをかけずに映画化した想田和弘監督の『精神』(08年公開)、『精神0』(20年公開)は国際的な映画賞を受賞した。想田監督や教育研究者大田堯[たかし]さんとの共著に『人薬』『ひとなる』(いずれも藤原書店)。

 人は1人では生きられない。人とつながって生きている。だから生きづらさを抱える現代人には「人薬[ひとぐすり]」がとりわけ必要なのだと、精神科医の山本昌知さん(86)=岡山市=は説く。半世紀以上も前に閉鎖病棟の「鍵」を開け、当事者中心を掲げる...

残り 2510字(全文 2630字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
医療・健康