生きづらい現代に「人薬」 精神科医・山本昌知さん
![◇やまもと・まさとも 1936年岡山県生まれ。岡山大医学部卒。97年に岡山県精神衛生センター(当時)の所長を希望退職し、「こらーる岡山」を開設。こらーるや山本さん夫婦の日常をモザイクをかけずに映画化した想田和弘監督の『精神』(08年公開)、『精神0』(20年公開)は国際的な映画賞を受賞した。想田監督や教育研究者大田堯[たかし]さんとの共著に『人薬』『ひとなる』(いずれも藤原書店)。](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2022-11/IP221031TAN000105000.jpg?h=f78a796f&itok=PgpCk10m)
人は1人では生きられない。人とつながって生きている。だから生きづらさを抱える現代人には「人薬[ひとぐすり]」がとりわけ必要なのだと、精神科医の山本昌知さん(86)=岡山市=は説く。半世紀以上も前に閉鎖病棟の「鍵」を開け、当事者中心を掲げる...
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