【コラム 熊日が伝えてきた「九州男子」】 スポーツ記事で多出 左門豊作など漫画キャラも 

熊本日日新聞 | 2022年11月19日 06:00

「九州男児 6割がイクメン?」の見出しで、九州在住の父親へのアンケート結果を報じた2010年12月8日付の熊日朝刊記事
「九州男児〝酒離れ〟進む」の見出しで、九州の20代男性の飲酒実態調査結果を報じた2009年8月22日付の熊日朝刊記事

 過去の熊日紙面を振り返ると、「九州男児」の使い方には特徴が見える。それは、スポーツや政治など勝負の世界に関する記事で使われる事例が圧倒的に多いということだ。

 野球に陸上、サッカーに柔道に相撲…。九州男児のスポーツ選手たちを飾る言葉は「武骨」や「寡黙」、「豪放磊落[ごうほうらいらく]」などだ。たとえ負けても、歯を食いしばって耐え、雪辱を期すイメージで語られてきた。

 熊本県出身の九州男児、という設定の漫画のキャラクターを論じた記事も目を引いた。

 『巨人の星』の強打者・左門豊作[さもんほうさく]に、『ストップ‼ ひばりくん!』で主人公の大空ひばりからちょっかいを出される高校生の坂本耕作。2人に共通しているのは「純情でまじめ」といったところか。ちなみに『天才バカボン』のバカボンのパパも熊本出身の九州男児(?)だが、こちらはイメージをひとくくりにするのは難しそうだ。

 「九州男児〝酒離れ〟進む」や「九州男児 6割がイクメン?」といった見出しが躍る記事には、あきらかに「意外だ」のニュアンスが込められていた。裏返せば、九州男児には「酒飲みで子育てにはあまり関わらない」とのイメージが付いている、ということか。(太路秀紀)

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