梅毒感染者、熊本県内で年間最多を更新 県感染症情報

熊本日日新聞 | 2022年9月8日 18:53

 全国的に増えている梅毒の熊本県内感染者数が、今年は4日時点で139人となり、およそ8カ月で年間の過去最多を更新した。今後さらに増える恐れがあり、県健康危機管理課は「心当たりがあれば性行為を控え、泌尿器科や産婦人科を早めに受診してほしい」と注意を呼びかけている。

 県内の報告数は2017年から急増。記録が残る06年以降、これまでは20年の137人が最多だった。男性は20~40代、女性は20代が多いという。

 同課によると、梅毒は全国的にも過去最多のペースで増加。県が公表する21年の感染経路別の報告によると、約9割が性的接触で感染し、このうち4割弱が直近6カ月以内に性風俗を利用していた。泌尿器科医らによると性風俗に加え、SNSを介した不特定多数との性行為が一因になっている可能性がある。

 梅毒は主に感染者との性行為でうつる。初期には感染部位にしこりができたり、股の付け根のリンパ節が腫れたりする。放置すると手のひらや顔などに赤い発疹が出る場合もある。予防にはコンドームを使い、早期に発見、治療すれば治る。

 8月29日~9月4日の県感染症情報によると、梅毒の感染者は6人報告された。また県内50定点の医療機関から、感染性胃腸炎167人(前週比12人増)、手足口病64人(17人増)、突発性発疹25人(9人増)も報告された。(川﨑浩平)

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