熊本県内、3人に1人は経路不明 新型コロナ 第6波急拡大

熊本日日新聞 | 2022年01月14日 13:36

 新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」を要因とする感染「第6波」が急拡大する中、熊本県内の感染者は3人に1人の割合で、感染経路の確認ができない状況になっていることが分かった。県が、1月6~11日に感染確認された360人を分析。調査中の38人を除いた322人中、感染経路不明は33%を占める107人に上った。

 107人のうち、41人は保健所による聞き取りで、家族・親族以外との飲食店利用または会食の行動歴が確認されている。いわゆる「市中感染」の可能性もあるが、県健康危機管理課は「市中感染は定義が明確でない。経路不明の全感染者をそうとはみていない」としている。

 一方、感染経路が特定できたのは215人。このうち最多は「飲食店・会食」の76人で、感染者集団(クラスター)とされた2件が含まれる。次いで「家族・親族」の58人。

 小中高校などで感染した「教育・保育」は18人で、クラスターも1件あった。県外から県内を訪れた人の感染確認など「県外関係」は25人だった。

 県と熊本市の合同専門家会議の馬場秀夫座長(熊本大学病院長)は「感染者の大部分がオミクロン株への感染の可能性があり、さらなる増加が懸念される」と指摘。高齢者施設や医療施設、学校などでの感染拡大やクラスター発生の可能性が高まっているとした上で、「感染拡大は重症者の増加や医療負荷を高める可能性があり、対策強化が重要」とコメントしている。(隅川俊彦)

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