岩手の山林火災5日目 鎮圧見通せず、計画停電も

岩手県大船渡市三陸町綾里で発生した山林火災は、5日目の23日も延焼を続けた。市は田浜地域の避難指示を継続。電線に燃え移り火災が拡大するのを防ぐため、同日午前0時から田浜地域の計画停電も実施した。消火活動を続けるが、鎮圧のめどは立っていない。けが人や建物被害はない。
県や地元消防によると、焼損面積は少なくとも約318ヘクタール。各地の応援や自衛隊のヘリコプターが上空から散水した。
実家が田浜地域の同市の会社員木下和彦さん(44)は現場近くを訪れ「22日夜は家の近くまで火が迫っていた。雨の予報もなく、いつまで続くのか」と不安そうに話した。