石川・輪島で災害FM試験放送 「まちのラジオ」で盛り上がり
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昨年の能登半島地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市町野町で23日、臨時災害FM局「まちのラジオ」の試験放送が実施された。多くの住民が出演し、地元トークで盛り上がった。住民団体「町野復興プロジェクト実行委員会」が主体となり運営。年内の本放送開始を目指す。
最初のゲストとなった市立町野小2年本谷日々生さん(8)は泥出しボランティアに参加した経験を披露した。
町野町では地震や豪雨の際、広範囲でインターネットがつながらなかった。実行委は昨年から、ラジオ局開設を模索。総務省によると、能登半島地震後に災害FMが開設されれば初めてで、富山、福井を含む北陸3県でも前例がない。