国公立大、25日から2次試験 女子の理工系志向、鮮明に
国公立大の2次試験が25日の前期日程を皮切りに始まる。前期には172大学613学部に約23万5千人が志願し、募集人員に対する倍率は昨年と同じく2・9倍となった。前・中・後期を合わせた総志願者数は昨年から約5千人増の約42万8千人で、倍率は4・4倍。
二段階選抜の実施倍率を理科3類以外で厳しくした東京大は前期日程の志願者数が1995年以降で最少となったものの、大手予備校河合塾によると、京都大など旧帝国大をはじめとする難関大への強気の出願傾向がみられた。女子は情報や応用化学、物理といった系統の学部の志願者が増え、理工系志向が鮮明になった。