予算採決、聴取実施が前提 立民野田代表、自民裏金巡り

立憲民主党の野田佳彦代表は22日、2025年度予算案の衆院での採決に関し、自民党派閥裏金事件を巡る旧安倍派会計責任者の参考人聴取の実施が前提になると強調した。衆院予算委員会による参考人招致の議決に触れ「予算案の年度内成立を阻む気持ちはなかったが、約束の履行が前提だ」と述べた。長野市で記者団の質問に答えた。
与党は、予算案の年度内成立が確実となる3月2日までの衆院通過を目指しているが、衆院予算委では集中審議を実施する26日から先の日程が決まっていない。野田氏は「(聴取実施が)ほごにされるなら、それ以降の日程は『そうですか』という話ではない」と話した。
日本維新の会、国民民主党が教育無償化や「年収の壁」を巡り自民、公明両党と協議を進めている現状に関し「合意できるなら良いことだと思うが、手柄争いをしてはいけない」と指摘。企業・団体献金禁止や選択的夫婦別姓制度導入に向け、野党が足並みをそろえるべきだと訴えた。
立民が発表した3兆8千億円規模の予算案修正案に関し「どの要求も大事だ。全て実現をするよう交渉したい」と自公との協議に意欲を示した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「政治」記事一覧-
【独自】企業・団体献金、「維持」8割 自民幹事長全国アンケート
共同通信 -
公明「850万円案は最大の手」 西田幹事長、年収の壁で譲歩期待
共同通信 -
年収の壁巡る新たな案は最大の手と公明幹部
共同通信 -
日比、装備品輸出で協議体設置へ 中国にらみ能力向上図る
共同通信 -
千葉知事選「2馬力」行為に注目 N党一転撤回に疑念の声も
共同通信 -
ガザ停戦合意履行へ連携 岩屋氏、トルコ外相と会談
共同通信 -
25年度予算案、成立確実 自公維、修正で合意
共同通信 -
維新・吉村代表、合意文書案を評価
共同通信 -
年収制限850万円提示 「壁」の減税、3党会合
共同通信 -
首相、高額療養費負担上げ維持 菓子配布の法相を厳重注意
共同通信