遺族、理不尽改善「言い続けて」 オウム事件集会で

共同通信 2025年2月22日 18:45
 フォーラムで思いを語る、地下鉄サリン事件遺族の高橋シズヱさん=22日午後、東京都千代田区の専修大
 フォーラムで思いを語る、地下鉄サリン事件遺族の高橋シズヱさん=22日午後、東京都千代田区の専修大

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から3月で30年となるのを前に、事件を振り返り再発防止を考えるフォーラムが22日、専修大(東京)で開かれた。地下鉄職員の夫を亡くした高橋シズヱさん(78)は被害者支援に関し「被害者や遺族にとって理不尽なこともあったが、改善されたことも多い」とし「社会を良くするために言い続ける必要がある」と訴えた。

 高橋さんは講話で、教団幹部の裁判日程すら知らされないなど、不十分だった被害者保護の制度充実のため各地を回ってきた経緯を振り返った。遺族や被害者が今後も不合理な目に遭う可能性に言及し「今までそうだったんだからとのみ込む必要はない」と強調した。

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