火災免れた「梅」の杉戸絵 京都御所で初公開
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
宮内庁京都事務所は、梅の花を描いた京都御所(京都市上京区)の杉戸絵3点を26日から開催する春の特別イベント「宮廷文化の紹介」で初公開する。うち1点は1954年に御殿の一つ「小御所」が火災で全焼した際に職員が取り外して搬出、被害を免れた幕末の秀作で、みやびな宮廷文化とともに災害の歴史と教訓を伝えている。3月2日まで。
公開されるのは小御所の「白梅」と姫宮御殿の「梅に鷹」、参内殿の「白梅に音呼」で、通常は全て非公開。3点とも安政の御造替(1855年)時に描かれ、当時の京都画壇の精鋭らが筆を振るった。
小御所は1954年8月16日、鴨川の河川敷で開催された花火大会の打ち上げ花火が原因で出火。絵画のある杉戸やふすまの一部がかろうじて“救出”された。
その一つ「白梅」は、白い顔料を盛り上げて花弁を立体的に表現。盛りを迎え、匂い立つような梅花が描かれている。
参観は無料、入門は午前9時~午後3時50分(最終退出は午後4時半)。
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