下水道点検、頻度向上へ 国交省、道路陥没防止で

埼玉県八潮市で起きた大規模な道路陥没を受け、国土交通省は21日、再発防止策を検討する有識者委員会の初会合を開いた。下水道管の腐食が原因とみられ、自治体による点検の頻度を高め、異常を早期に発見できるようにしたい考えだ。春に具体策を示した中間報告、夏に最終報告をまとめる予定。
国交省は、八潮市の道路陥没後の1月末、同種の大型下水管を管理する7都府県に緊急点検を要請した。他の下水管にも危険性がないかどうか確認するため、自治体に新たな点検を求める。早ければ3月中に対象を示す。
下水道管の点検は、管理者である自治体が担っている。内部をマンホールから目視などで調べるのが一般的な方法。国交省によると、点検頻度は、腐食が進みやすい環境にある管が下水道法で「5年に1回以上」と義務化される一方、それ以外は「適切な頻度で実施する」と曖昧になっている。八潮市の管は後者に該当していた。
有識者委では、5年に1回以上としている法定点検のペースを引き上げる必要があるかどうか検証する。
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