首相襲撃、判決後に裁判員会見 「量刑悩んだ」、和歌山地裁
岸田文雄前首相襲撃事件公判の裁判員が19日、判決後に和歌山地裁で記者会見を開いた。「量刑をどう決めるか悩んだ」などの感想が相次いだ。
30代の男性会社員は「世間に衝撃を与えたニュースだった」とした一方、法廷で目にした木村隆二被告(25)の印象を「か弱そうで、本当に事件を起こしたのかと思った」と話した。
裁判では検察側が懲役15年を求刑したのに対し、地裁は「10年を大きく上回るものではない」として懲役10年の判決を言い渡した。量刑に関し、男性は「似た事例が過去にあまりなく、難しかった」と振り返った。