兵庫・姫路市議のX投稿で政倫審 知事選巡り県警が訂正要求

兵庫県姫路市議会は17日、昨年11月の知事選を巡る高見千咲市議=自民党=のXでの投稿が条例に抵触する恐れがあるとして政治倫理審査会を設置した。高見氏は1月、斎藤元彦知事以外の特定候補を応援するよう県警内部で通達があったなどと投稿。県警は事実と異なるとして自民党県連に削除や訂正を申し入れていた。
自民を含む8会派が審査請求書を提出し「不適切な内容の投稿を繰り返し、市議会の品位と名誉を害した」などとした。
政倫審の審査対象は昨年10月上旬~今月上旬の複数のX投稿や音声サービス「スペース」での発言。1月20日付での投稿では「兵庫県警の内部では、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」としていた。
19日の政倫審初会合で正副会長を選出。次回以降に本人の出席を求め、報告書をまとめる予定。
宮下和也議長は17日、報道陣に「市民からも市議会に対して不信感や不満を持ったという投稿がある。看過できない」と述べた。議会事務局によると高見氏は知事選後、議会を欠席している。