ウクライナの医師ら、兵庫で研修 負傷兵のリハビリ担う人材を育成

ウクライナ負傷兵らのリハビリを担う人材育成のため、兵庫県が同国の医療従事者に実施している研修の様子が14日、神戸市の「県立総合リハビリテーションセンター」で報道公開された。戦禍が続くウクライナでは脊髄を損傷するなどして体が不自由になった兵士が続出しており、来日中の3人が実技に励んだ。
県は2023年、西部イワノフランコフスク州と覚書を締結。同国ではリハビリ人材育成が急がれており、県は病院勤務医や理学療法士ら3人を受け入れ、今月3日から研修を実施している。
14日は過去に脊椎を損傷しセンターでリハビリを受けた元患者の協力を得て、床から車いすに移す流れなどを実技で確認した。