教育省の「方向転換」主張 長官候補マクマホン氏
【ワシントン共同】トランプ米大統領が教育長官に指名したリンダ・マクマホン氏(76)が13日、人事承認を巡る上院厚生教育労働年金委員会の公聴会に臨んだ。トランプ氏が教育省解体を主張する中、マクマホン氏は他の連邦政府機関や州に権限を移譲すべきだとの考えを表明。議会と協力して「方向転換」を図ると訴えた。
トランプ氏は教育省の機能を可能な限り削減した上で、省廃止の承認を議会に求める考え。政府の支出削減を担う新組織「政府効率化省」を率いる実業家マスク氏に支出の調査を指示したほか、マクマホン氏に「素晴らしい仕事をして自身を失職させてほしい」と伝えたと明らかにしている。
マクマホン氏は第1次トランプ政権で中小企業局長を務めたが、教育行政の経験は乏しい。トランプ氏陣営への大口献金者の1人で、夫と共に世界最大のプロレス団体WWEを創設した。