EUカナダ、米の威圧議論 鉄鋼・アルミで中国問題視
![会談したフォンデアライエン欧州委員長(左)とカナダのトルドー首相(中)ら=12日、ブリュッセル(ロイター=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021301000168.-.-.CI0003.jpg)
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とコスタ大統領は12日、カナダのトルドー首相とブリュッセルで会談した。ともにトランプ米政権から関税強化による威圧を受ける中、首脳らが認識を共有するなど対米関係を中心に議論した。米国が輸入品に25%の関税を課すと表明した鉄鋼やアルミニウムは、中国の過剰生産に問題があるとの認識で一致した。
EU当局者によると、首脳らは中国の過剰生産が米国を含め、世界の鉄鋼業界に打撃を与えていると確認した。自由貿易の重要性を強調し、EUとカナダで貿易を促進する方針で一致した。