長期金利一時1・370% 10年4月以来の高水準
13日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(377回債、表面利率1・2%)の利回りが上昇して一時1・370%を付け、2010年4月以来14年10カ月ぶりの高水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇。この流れが波及して日本の国債も売られ、利回りが上昇した。
日銀による追加利上げ観測も意識された。日銀が13日発表した1月の国内企業物価指数の伸び率が5カ月連続で拡大したことも、早期利上げ観測を後押しする材料となった。