米上院、国家情報長官の人事承認 ギャバード氏、ロシア擁護発言も
![米ホワイトハウスの大統領執務室で撮影に応じるトランプ大統領と国家情報長官の人事が承認されたトゥルシ・ギャバード元下院議員(中)と夫(右)=12日、ワシントン(AP=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021301000209.-.-.CI0003.jpg)
【ワシントン共同】米上院本会議(定数100)は12日、中央情報局(CIA)などの情報機関を統括する国家情報長官にトランプ大統領が指名したトゥルシ・ギャバード元下院議員(43)の人事を承認した。
国家安全保障関連の機密やその分析を大統領に報告することになるギャバード氏は、ウクライナに侵攻するロシアを擁護した過去の発言などで資質を疑問視する声が上がっていた。トランプ氏への忠誠から、恣意的な情報分析につながるとの懸念も根強い。
トランプ氏周辺が賛成するよう圧力をかけ、共和党議員では重鎮マコネル氏だけが反対した。国防長官人事案に反対した穏健派のマカウスキ議員は「懸念は残る」としつつ賛成。民主党は全員が反対した。採決結果は賛成52、反対48。
ギャバード氏は民主党員だったが離党し、トランプ氏に接近した。
23年には「日本の太平洋侵略を思い出せば、現在の日本の再軍備は本当に良いのか」と主張。先月下旬の議会公聴会で「日本が自衛から、より攻撃的な姿勢へと転換すれば緊張の高まりにつながりかねない」と説明した。
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