NATO加盟「現実的ではない」 ヘグセス米長官、ウクライナ巡り

共同通信 2025年2月13日 09:09
 ウクライナの防衛支援を巡る関係国会合で演説するヘグセス米国防長官(右)=12日、ブリュッセル(AP=共同)
 ウクライナの防衛支援を巡る関係国会合で演説するヘグセス米国防長官(右)=12日、ブリュッセル(AP=共同)

 【ブリュッセル共同】ヘグセス米国防長官は12日、ロシアの侵攻を受けるウクライナが目指すNATO加盟は「現実的ではない」との見方を示した。加盟の代わりに欧州などの部隊が安全を保障しなければならないとした上で、各国軍がウクライナに駐留する場合は、NATOの任務として派遣するべきではないとの考えを強調した。

 ブリュッセルでウクライナの防衛支援を巡る関係国会合に初めて出席し、各国の国防相に向けて演説した。NATO加盟以外にウクライナの安全を保障することはできないと訴えてきた同国のゼレンスキー大統領には打撃になりそうだ。

 ヘグセス氏は「ウクライナのNATO加盟が交渉の現実的な結果になるとは考えていない」と指摘。各国軍のウクライナ駐留は、NATOの集団防衛を定めた「北大西洋条約第5条の適用対象にすべきではない」とした。「米軍は派遣しない」と明言した。

 さらに、ロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合するなどした2014年以前の国境に戻ることは「非現実的な目標だと認識しなければならない」と述べた。

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