首相が米に到着、首脳会談へ 中国対応や経済巡り協議
![日米首脳会談のため、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した石破首相(中央)=6日(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020701000289.-.-.CI0003.jpg)
【ワシントン共同】石破茂首相は6日午後(日本時間7日午前)、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に政府専用機で到着した。7日午前(同8日午前)、ホワイトハウスでトランプ大統領との初会談に臨む。覇権主義的な動きを強める中国への対応や、対米投資など経済関係について協議する。トランプ氏が外国首脳と対面で会談するのはイスラエルのネタニヤフ首相に次ぎ、2人目となる見込みだ。
首相は昨年11月、大統領選で勝利したトランプ氏と電話で約5分間会談した。対面するのは初めて。率直な意見交換を通じ、個人的な信頼関係の構築を目指す考えだ。会談に合わせ共同声明を発表し、共同記者会見で会談の成果を説明する。
会談では法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日米同盟をさらなる高みに引き上げる方針を申し合わせる。
中国公船が領海侵入を繰り返す沖縄県・尖閣諸島に、米国による防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条が適用されることを改めて確認。首相は北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け協力を要請する。