大手銀行4グループが過去最高益 利上げ追い風、政策株売却
三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行グループ5社の2024年4~12月期連結決算が4日に出そろい、りそなホールディングスを除く4社の純利益が過去最高だった。日銀の政策金利引き上げが追い風となり、本業である貸し出しの利ざやが改善した。取引先との関係維持などを目的とする政策保有株式の売却を進めたのも利益を押し上げた。
純利益は、三菱UFJが前年同期比34・7%増の1兆7489億円だった。三井住友フィナンシャルグループは43・3%増の1兆1359億円となり、4~12月期として初めて節目の1兆円を超えた。みずほフィナンシャルグループは33・1%増の8553億円だった。