北陸新幹線延伸「問題は京都」 理解ハードルと石川知事
石川県の馳浩知事は2日、北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪間の延伸を巡り、福井県小浜市や京都市を経由する現行計画の着工が見送られていることについて「問題のただ一点は京都だ」と述べ、地下水への影響などを不安視する京都府内の理解を得るハードルが高いとの認識を示した。金沢市内で開かれた地元国会議員との懇談の場で発言した。
京都府知事らが最近示している懸念が「(現行計画が決まった当時から)びた一文変わっていない」と指摘。政府・与党が費用対効果などのデータも示した上で「小浜案が現実的なのかどうか、決着を図る時期に来ている」と主張した。
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