水源で目標値超のPFAS、熊本 1・9倍、家屋蛇口でも
熊本県宇城市は29日、市内の地下水源と同水源からの給水を受ける一般家屋の蛇口から、それぞれ国が定める暫定目標値の1・9倍と1・8倍の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたと発表した。この地下水源から給水を受けていた約1600世帯(約3400人)に対し、飲用を控えるよう求めた。健康被害は確認されていない。
市は同日昼に取水を取りやめ、別の水源に切り替えた。30日から市内に応急給水車を派遣し、飲用水を配る。今後、水質の再検査を数日おきに実施する。
国の手引に基づき、県も目標値を超えた水源から半径500メートル程度の井戸で地下水を検査する。
市によると、国や熊本県からの要請に基づき、昨年末に市内10カ所の水源と、各水源の水を利用する一般家屋10カ所の水質を調査した。
このうち宇城市不知火町の地下水源から1リットル当たり95ナノグラム(ナノは10億分の1)、同町の一般家屋の蛇口からは91ナノグラムを検出した。
水源から採取した水は付近の浄水場を経由して給水されていた。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
強殺未遂疑い、3人目を逮捕 中国籍の男、兵庫県警
共同通信 -
住居侵入疑い巡査長を逮捕 静岡県警
共同通信 -
住居侵入疑いで静岡県警巡査長を逮捕
共同通信 -
埼玉の陥没の幅は約40メートルと地元消防
共同通信 -
小笠原諸島、母島で震度3 マグニチュード4・7と推定
共同通信 -
森友文書、高裁が不開示取り消し 財務省改ざん、遺族が逆転勝訴
共同通信 -
群馬県、家賃の過大徴収2千万円 県営住宅256世帯、還付へ
共同通信 -
東京女子医大、助成金全額不交付 元理事長への権限集中に問題
共同通信 -
万博、子ども無料招待10万人減 学校単位の参加、安全面で懸念
共同通信 -
飯塚事件、裁判官に証拠提示へ 福岡高検「応じる」と回答
共同通信