万博、子ども無料招待10万人減 学校単位の参加、安全面で懸念
大阪・関西万博に子どもを無料で招待する事業を巡り、大阪府は30日、学校単位での参加予定者について、15日時点の集計で約58万人になったと明らかにした。昨年7月時点から10万人減。このうち自治体単位では吹田市と熊取町が新たに参加を見送る。熱中症や安全面への懸念が主な理由とした。
無料招待は府内の小中高校と特別支援学校に通う約88万人が対象。このうち1388校が学校単位で参加すると府に回答した。学校ごとでない場合も、府は1回ずつ無料で招待する。
学校現場では、昨年3月に会場で起きた爆発事故を受けて安全性確保への不安が広がっている。