朝鮮人追悼碑、撤去1年で抗議 「忘れない」群馬県庁前で集会

共同通信 2025年1月29日 16:11
 群馬県庁前の抗議集会でスピーチする石田正人さん=29日午後
 群馬県庁前の抗議集会でスピーチする石田正人さん=29日午後

 太平洋戦争中に動員された朝鮮人労働者を追悼するため群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に建てられた碑を、県が行政代執行で撤去工事を開始してから29日で1年となり、市民らが県庁前で抗議集会を開いた。参加者は「犠牲となった朝鮮人を伝える重要な碑を、県が破壊したことを忘れない」と訴えた。

 約20人が「山本一太知事は撤去を謝罪せよ」などのプラカードを掲げ、周辺をデモ行進した。解散した追悼碑管理団体の石田正人さん(72)は「歴史事実をなかったことにしようとする人がいて、県はそれに加担した。碑の再建を目指したい」とスピーチした。

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