福島の復興団体代表が無罪主張 女性に不同意性交罪、前橋地裁
群馬県太田市のホテルで20代の知人女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交の罪に問われた福島県南相馬市を拠点とする復興ボランティア団体代表の上野敬幸被告(52)は30日、前橋地裁(橋本健裁判長)の初公判で「嫌がる行為をしたという認識は全くない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、事件の3日後、女性から被害について何も連絡を受けていないのに「傷つけてしまったよな。ごめんなさい。反省してます」とメッセージを送信したと指摘。弁護側は女性との同意があった上、飲酒の影響で性行為はできなかったとし「事件性はない」と反論した。