ロス山火事、気候変動関与と解析 高温や乾燥、強風高頻度に
【ワシントン共同】米ロサンゼルスと周辺で今月、多数の住宅を焼いた山火事に、人為的な気候変動が関与していたとの解析を、国際科学者チーム「ワールド・ウェザー・アトリビューション」が28日発表した。高温、乾燥、強風の悪条件は17年に1度の頻度で発生。気候変動がなかった場合に比べ35%起きやすく、6%深刻になっていた。
チームは気候変動が起きていない仮想のロサンゼルス周辺と、気温が約1・3度上がった現在の同地域をコンピューターで再現、気象に生じる違いを特定した。
山火事は今月上旬に発生。通常の山火事シーズンは夏だが昨年は10~12月に降雨がほぼなく草や低木が乾燥。秋冬の強風が火を拡大させた。
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