アルゼンチンもパリ協定離脱検討 トランプ米政権に追従
【サンパウロ共同】トランプ米大統領が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を決めたことを受け、アルゼンチン政府がトランプ政権に追従し協定離脱の検討を進めている。国内情勢などから困難との見方もあるが、実現すれば温暖化対策に後ろ向きな国に波及し「離脱ドミノ」を呼ぶ恐れもある。
アルゼンチンのミレイ大統領はトランプ氏を信奉し、過激な言動で「アルゼンチンのトランプ」と呼ばれる。20日の米大統領就任式にも招待され出席した。アルゼンチン政府関係者は地元メディアの取材に「われわれはパリ協定に賛成ではない」と述べ、離脱がもたらす影響について分析を進めていると明かした。
ミレイ氏はこれまでも温室効果ガス排出の実質ゼロ目標を「貧しい国々に害を与えるばかげた政策」と批判。昨年、アゼルバイジャンで開催された国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)の交渉から離脱するよう自国代表団に命じていた。
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