「国民の安全安心に全力傾注」 楠芳伸・警察庁新長官が抱負
27日付で就任した警察庁の楠芳伸長官が同日、記者会見し「国民の皆さまの、安全安心のため、全力を傾注し、職責を全うしたい」と抱負を述べた。強盗や特殊詐欺など幅広い犯罪に関与する「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」対策を喫緊の課題に挙げ、「徹底した取り締まり強化、さまざまな抑止対策を図っていきたい」と述べた。
匿流を巡っては、関与が指摘される悪質ホストクラブ問題や、北関東中心に相次ぐ金属盗の対策として、今国会で関連法案の成立を目指す。摘発や抑止に「大きく資する」とし、「違法なビジネスモデルを早急に解体する」と力を込めた。
能登半島地震では、道路寸断によって部隊到着が難航するなど課題が浮き彫りに。首都直下地震や南海トラフ地震、豪雨災害に備え「引き続き実践的な災害対処訓練、装備資機材の充実強化に取り組む」と考えを示した。
4月から半年間にわたって開催され、約2800万人の来場が見込まれる大阪・関西万博期間中には参院選も実施される。「全国警察で、双方の警備に十分な体制構築を図る」と述べた。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
林真須美死刑囚の再審再び認めず 毒物カレー事件、大阪高裁
共同通信 -
生活保護福岡訴訟、原告逆転勝訴
共同通信 -
ワイヤ切れ中断、新たな陥没も 不測の事態が続出、住民不安
共同通信 -
和歌山毒物カレー事件再審、高裁も認めず
共同通信 -
水戸で住宅火災、2人死亡 高齢夫婦か
共同通信 -
同僚にわいせつ疑い、3人再逮捕 会社代表取締役ら、踏切殺人事件
共同通信 -
陥没にトラック転落、救助難航 埼玉・八潮、74歳の安否不明
共同通信 -
同僚男性にわいせつ疑い、会社代表ら再逮捕
共同通信 -
試験監督者、トイレ個室まで同行 大阪公立大、受験生の不正防止で
共同通信 -
小中高生の自殺、527人で最多 前年から14人増、24年統計
共同通信