日枝氏巡り厳しい声続出 “やり直し”会見で

共同通信 2025年1月27日 22:45
 フジテレビの記者会見に詰めかけた報道陣=27日午後、東京・台場のフジテレビ
 フジテレビの記者会見に詰めかけた報道陣=27日午後、東京・台場のフジテレビ

 抜本的に会社を変革することはできるのか―。映像撮影や参加メディアを制限して批判され、“やり直し”となったフジテレビの27日の記者会見。港浩一社長は辞任を表明し「対応に至らないところがあった」と述べるなど会見出席者は謝罪や反省の弁を述べたが、同社内で大きな影響力を持つとされる日枝久フジサンケイグループ代表については言葉を濁し、参加者から厳しい声が続出した。

 「テレビ局としての透明性や説明責任を欠くものだった」と前回の会見を振り返った港氏。唇を強くかみしめハンカチで額をぬぐうなど、落ち着かない様子が目立った。

 今回の会見には外国メディアやフリー記者を含め約430人が参加。時間制限は設けられず、「回答は控える」という言葉が繰り返された前回とは様相が一変した。フジの社会部員が「日ごろ不正疑惑を厳しく追及している。こうなって申し訳ない」と切り出した上で、情報隠蔽がなかったか問いただすなど、自局や系列局からの質問もあった。

 ただ、参加者からは会見に出ていない日枝氏の責任や去就に質問が集まったにもかかわらず、港氏らは「進退に関わる話は控える」などと答えるのみで歯切れの悪さが際立った。

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