秋山和慶さん死去、84歳 指揮者、国内外で活躍
明快な指揮と幅広いレパートリーで、国内外で活躍した指揮者で文化功労者の秋山和慶(あきやま・かずよし)さんが26日午後10時57分、肺炎のため病院で死去した。84歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妻圭子(けいこ)さん。今月1日に自宅で転倒して頸髄を損傷し、23日に引退を発表していた。
西洋音楽教育の第一人者だった斎藤秀雄に指揮法を学び、桐朋学園大卒業後の1964年に東京交響楽団を指揮してデビュー。古典から現代音楽まで指揮し、カナダのバンクーバー交響楽団や札幌交響楽団、広島交響楽団など各地で音楽監督や首席指揮者を歴任した。